引っ越し プレハブへ (まえかわ)

先週はこのプレハブへ医局機能を引っ越すという大仕事がありました.

このサイトでも赤字でお知らせしていたのですが,手術件数を多少制限し,今までのたまりたまったゴミを廃棄し,この仮設医局へ.

 

昔いらっしゃった先生方の実験機材だの,なにやらわからない臓器のホルマリン漬けだの,使用期限が切れた薬品だのありとあらゆるものが出てきます.昔は医局で動物実験をしていたようで,ラットを買う為の木くずなども出てきます.

 

病院の再整備の細かい日程は私は詳しくはないのですが,このプレハブは6つの医局が入られます.ここに引っ越している間にもともといたところを整備する,ということで私たちは6月までこのプレハブで過ごすということになります.

さて,入ってみますとこんな感じです.

吉村医局長が緻密なマネージメントをされ,混乱なく医局機能が移転されました.

 

さて,部屋割りなのですが,①教授室,②准教授・講師室,③助教室,④若手医員室,⑤カンファレンス,⑥総医局になっております.決して広くはないのですが,アメニティから行きますと,結構快適で私はひそかに喜んでおります.

 

安普請で寒いんじゃねーかなーと思っていたのですが,エアコンの出力がよくて,部屋がすぐ暖まります.

 

年功序列で上の先生から机を割り当てられるのですが,下っ端助教の私は③の4人部屋への入居を許されたわけです.④の医員室は10人部屋なのですが,私より下の神部君,黒田君以下全員が入っております.この④の部屋はソファもあって行き倒れることができ,部屋も広くて快適そうです.

(楽しそうでうらやましいのです)

 

私は金先生,加藤先生,太田先生と一緒なのですが,結構広いのでドラムセットを搬入してキム団秘密練習もできそうです.なぜか金先生の机にはギター2本と立派なアンプが置いてあります.自宅に持って帰るとこどもさんたちにイジられてしまうからでしょうか?

ということで,ハブの分配などを駆使し,速やかにネット環境も整いました.6月の引っ越しもあっという間に来てしまうでしょうから,完全に段ボールから荷物を出すのも面倒な気がいたします.

 

私の荷物は段ボール3つだけなのですが,上の先生方はさすがに蓄積された資料などが多いでしょうから,だいたい10個以上になっておりました.

 

私たち外科医者にとっては,携わった手術記録というのが非常に大切な書類になります.

専門医申請など,どの手術にどれだけ入ったのか,というのが非常に大切ですので,どの病院に移ってもこれだけは一緒に引っ越し続けることになります.

 

 

先週から臨床実習の学生さんが回ってくるようになりました.

私自身が教育できる学生さんは大体1月1-2人が限界かなーと思っているのですが,5年次の学生さんには『重症な患者さんから逃げ出す医者にはなってはイカンよ』と言うわけです.

 

医者になって10年も経ちますと,他科の先生含めいろんな先生と会うわけです.

変なレトリックで恐縮ですが,医者には『重症な患者さんから逃げ出す医者(=できることなら関わりたくない医者)』と,『重症な患者さんと向き合える医者』の2種類がいるんだなーということが最近分かってきました.

 

『理屈で分かる』というより,『実感できてきた』ということでしょうか.

 

(←ジョジョ風のセリフです)

 

私は,5,6年目の最終学年の医学生さんを体育会系のノリで勧誘したりするのはあまり好きではないのです.(そもそも私はイケメン・ハヤシ君たちと違って体育会系ではありません)

 

自分が教育する医学生さんが何科の医者になるかはあまり興味が無いのですが,重症な患者さんから逃げ出す医者にはなってほしくないなあ,といつも思っています.

 

 

患者さんが具合悪くなると,言い訳(病状説明?)ばかりする医者もいますけど,患者さんやご家族は,具合が悪くなったら言い訳してほしいんではなくて,しっかり治してほしいと願っているでしょうから.

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コメント: 2
  • #1

    お久しぶりの訪問です (月曜日, 28 1月 2013 23:34)

    中の様子、気になっていたので興味深く拝見しました。引っ越し、大変ですね。
    『重症な患者さんから逃げ出す医者にはなってはイカンよ』と言う前川先生、熱血ですね。
    看護学生にもどうぞよろしく熱くご指導ください。

  • #2

    まえかわ (土曜日, 02 2月 2013 18:11)

    私など引っ越しはほとんど役にたたず、医局長と秘書さん達のおかげなのです。

    忙しい診療の片手間でしか教育ということをできないのですが、全ての医療従事者に共通することはそれだけなんじゃないかと最近思うのでした。