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皆様お久しぶりです.
肩こり(←DVT症候群というやつです)がある程度よくなるまで更新は控えようと思い,お暇を頂いておりました.
数日前,ずっと昔に一世を風靡した『料理の鉄人』の復刻版が放送されていたのですが,私もヘンなテンションになってしまい,
私 『いやーーっ!!
オレも外科医になってなけりゃあ今頃アイアンシェフになってたかも』(←意味不明)
家内 『(ニヤッ)はいはい』
ということで,ありものでジャーマンポテトを作ってしまったわけです.
後述しますが,塩分控えめにするため味付けはコンソメとコショウのみであります.
つい2週間前,半年ごとの健康診断があったのですが,やはり年々血圧が少しずつ上がってきております.私は糖尿病が多い家系に生まれたので,日ごろオーバーカロリーにはならないように気を付けてはいたのですが,やはりどうしても摂取塩分が多いやら,ストレスが多いやら,運動不足やら,生活を改善する必要がありそうです.
血圧がこのまま高くなり続けて…
大動脈瘤になってやぶれたらいやだなーーーーとか,
くも膜下出血だの脳出血だのになって半身まひになったらいやだなーーーーとか,
腎臓悪くなって透析になったらいやだなーーーーとか,
医療従事者でも思うのですね.
以前金先生に
『まえかわ,血圧の薬飲んだらええやん』
と気楽に誘われたのですが,患者さんには気楽に降圧剤なんてポンポン出しますが,自分の身になるとあまり飲みたくないものです.(←ナントカの不養生とはこのことです)
で,私はこういう生活習慣病というものについてあまり詳しくなかったのですが,必要に迫られて厚生労働省のHPから高血圧の勉強を始めました.
やっぱり塩分に行きつくわけですが,WHOの一日塩分上限は3.8gなそうです.
ギャーーッ!!!
厳しい!!!
私たち勤務医は当直業務のとき,検食として,その病院の患者さんと同じご飯を食べなくてはならない,と法律で決まっております.
この検食で塩分の量などが記載されておりますが,大体9-10gきっかりにおさまる病院食でも味気なくてつらいものです.ということは,日常これより多く塩分摂取していることが考えられます.
以前降圧剤のMRさんが教えてくれましたが,山形県民が日本で一番塩分が多いそうです.
実に一日13g!!!
今日は山形の腎臓をご専門にされている方たちの研究会が大学で開催されておりました.
金先生がシンポジストとしてプレゼンテーションされるというので,聴講に行ったのです.
(決して冷やかしに行ったわけではありません)
そのシンポジウム中に塩分というものを考えていたのですが,ヒトの腎臓というのは,あまり過剰な塩分に耐えられるようにできていないということなのでしょうか.
今日も,メタボという言葉を何度も繰り返し話しているコメンテーターの先生がいらっしゃいました.このメタボというのは,体に入ってくる熱量だの脂質だのを人体がうまく処理できないということなのでしょうが.ホモサピエンスという種族は,何百万年も飽食より飢餓になれていたということなのでしょう.
『耐糖能異常』という言葉があります.
体に入ってくる糖分を体がうまく処理できなくて血糖値が上がる,尿糖が出る,糖尿病になる,ということなのですが,これと同様に,『耐塩能』というのもあるんかなーと素人的に考えているのです.
厚生労働省のHPによりますと,高血圧の人がいない民族があるようで,この民族はほぼ食塩摂取量がゼロ,ということです.
日常作る料理のレパートリーも,酢の物など塩分が少ないものを習得する必要がありそうです.
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くろだ (月曜日, 26 11月 2012 20:25)
やはり僕は濃い味が好きです。 by 山形県民