PhD (まえかわ)

さる木曜日,手術日でしたので学位記授与式には出席できなかったのは前述したとおりでありまして,この当直明けの金曜日,いそいそと教務課大学院係まで学位記をいただきに上がりました.

 

私はてっきり,賞状みたいな紙一枚かなあーとおもっていたのですが,立派な緑の冊子(緑は山形大学のスクールカラーと聞きました)に日本語の学位記と,英語の訳が入っております.

 

 

私の大学の同期は入学時100人でしたが,留年したりで同期卒は90人,うち30人くらいが山形大学のそれぞれの医局に在籍しております.

 

同期の先生方,腎臓内科のK先生,呼吸器内科のH先生,M先生,耳鼻科のC先生,小児科の親友T君など,ほとんどの先生はすでに学位を取得されておりまして,私が最も遅かったくらいであります.

内科系と違いまして,外科系は臨床のウエイトが大きいのでそれほど学位を重く見ていないという事情があるかもしれません.

 

 

しかしながら,こうやって学位記を見ますと,非常にうれしいものです.

 

英語のほうには,このように書いてあります.

 

 

It is hereby certified that

MAEKAWA YOSHIYUKI

having fulfilled all the requirements of the graduate program

in Major of Medicine

at Graduate School of Medical Science, Yamagata University

has been conferred

the degree of

DOCTOR of PHILOSOPHY (MEDICINE)

on September 30, 2012

 

 

晴れて『PhD』となれたわけです.

 

さっそく,秘書未来氏が学位記のコピーをとってくれたり,教務に学歴の訂正の手続きを取ってくれたりしました.

 

このPhDですが,こないだビッグコミックオリジナルを読んでいましたが,大学の設置基準が非常に緩い米国では,架空の大学院と,この大学院が発行する『学位ビジネス』というものがあるのだそうです.

 

お金さえ払って,適当な論文を出せば学位を発行するという非常に胡散臭いビジネスなのですが,こういう胡散臭いところの発行した学位は,かえって仇となるようです.こういうところが発行する学位で研究職についたりしますと,後々職を追われたりすることがあるそうです.

 

 

先週教授からの朝のお話で,この博士号を取る人は日本全国で減少傾向なのだそうです.

これは,旧帝大でも,山形のような新設医大でもそのようなのです.

これ自体がいいことなのか,悪いことなのか私はわかりませんが,自分自身が受けた大学院教育,いわゆる『PhDコース』というトレーニングは,外科医としても研究者としてもいい経験になったと今更ながら思います.

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コメント: 2
  • #1

    昼休み中 (月曜日, 01 10月 2012 12:36)

    学位授与おめでとうございます。今後ともご指導よろしくお願い致します。
    緑は山形大学のスクールカラーなんですか!?学生時から所属していたにも関わらず、初めて知りました。そういえば学位授与の時の紙袋も深緑色でした。
    先日、佐藤慎哉教授が、医師の学位について話されました。学位は出世等自分のためだけでなく、医療の向上・発展、つまり患者のために必要とおっしゃってました。『学位ビジネス』なんてありえないですね。看護も同じです。

  • #2

    まえかわ (火曜日, 02 10月 2012 22:09)

    ご指導などと言われますと恐縮です。

    私も、手術始め外科治療がうまくいって患者さんがよくなることはもちろん、バイキンをうまく制御していい病院になるよう研究を続けたいのです。