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学術などのオカタイ話題が続いてしまったので、マンガ書評を1つ。
こりゃあ熱いマンガですよ。
舞台は13世紀アジア。
圧倒的な武力のモンゴルを前に滅亡寸前の西夏国。
せめて西夏の文字だけでも後世に残そうと、西夏の文字を掘られた玉の板『玉音同』を宋に運ぶという話です。この、『文字』が主題のマンガというのはいままでであったことが無かったので非常に斬新であります。
戦闘シーンもそうですが、西夏国のみでなく西夏文字すら殲滅しようとするモンゴルの元首の執拗さ、玉音同をなんとしても守り抜こうとする主人公などなど、すさまじいエネルギーで描かれています。時代背景などを入念に調べていることがよくわかります。
現代は、たとえば私が書いた大したことのない論文でも電子媒体である程度(ひょっとしたら人類が終わるまで)存続するかもしれませんが、この13世紀、活版印刷などなければ知識の伝達や文字の習得などは並々でない労力が必要だったことが推測されます。
この著者の方が作品にかけている熱意は、臨床片手間で卒業論文を書いた私の比ではありません。
(自分が苦労してモノを書くと、他の方がどれだけ苦労して作品(英語で言うところの『work』)を仕上げているか、すこしくらい想像できるようになりました)
さて、学術期間中はマンガの文字すら読めないくらい頭を酷使してから帰宅していたのですが、すこし余力が出たので途中までしか読めていなかったマンガを引っ張り出して見ようと思います。
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