両輪 (まえかわ)

ウィンターセミナーで大学内の他の医局様から大きな花を頂きました。

 

昨日手術が終わって医局に引き上げてきますと、イメージの花瓶が医局のそこかしこに。

インテリア女子の秘書智子氏が大きな花を分解しリアレンジして、医局の中を飾り付けてくれたようです。花のことはよくわかりませんが、きれいに整えられております。

 

 

 

1週間くらいかけて、先日のウィンターセミナーの話題を引っ張ろうかと思っています。

 

臨床工学技師さんや看護師さんがたくさんいらっしゃったために女性の方も多く、華やかな学会でした。総参加数は300を越えていたそうですが、このうちおそらく3分の1くらいは女性の方だったと思われます。

(何しろ、外科系学会は多くの場合オッサンばかりでむさ苦しいのです)

 

ハヤシ君は前夜祭ではやくも遠方から見えられた看護師さんと仲良くなっていたそうですが、

 

『ゲへへ!! ホスピタリティっすよ!!』 なそうです。

 

前夜祭中私はICU当直でしたが、まあ彼しかできないおもてなしをしてくれたと思い、先輩としては心強い限りです。

ちなみに、前夜祭では、私も好んで飲む『高畠ワイナリー』のワインが80本空いたそうです。

 

 

 

残念ながら、私自身は病棟の当番が多かったので、大学と蔵王との往復が多くてセミナーの本題をあまり聞くことができませんでしたが、看護セッションを聞くことができたんですね。

 

他の施設の看護師さんの心臓術後の『感染サーベイランス』とか、『鎮静プロトコール』などの発表を聞いて、感心しておりました。

 

というのも学術的な面から見ますと『ドクターのレベルが高い施設は、看護師さんを含むコメディカルのレベルが総じて高い』のです。

しかしながら、『コメディカルのレベルだけ高いという施設はない』んですね。要するに、あそこの外科医はあんまり手術してないし学会発表もしていないけど、看護師さんはがんばってるなあとか、臨床工学技師さん腕がいいなあとか、そういう施設は絶対にないです。

そう考えると、当然ながら医療施設に対する医師の責任というのは相当重いなあ、と学会に行くたびに実感します。

 

 

貞弘教授が山形にはじめて来られたときは、集中治療室の看護師さんは動脈圧ラインの設定すらできなかったそうです。(つまり、心臓手術を数ヶ月しなかったことによって、それだけコメディカルの医療水準も低下したということを示しています)

 

『ナースあおい(こしのりょう作)』でも、ドクターの水準が低い施設で働く看護師さんの苦労が描写されています。(このマンガは、医療現場を意図的に『汚く』描写したり、エキセントリックなことを描写したりする傾向があるので、私は個人的にはあまり好きではありませんが)

 

 

そう考えますと、定期的に異業種間で学習会をして、知的水準の向上を図ることは重要だと思うわけです。

全国学会で発表して他流試合をしたり(観光したり)することも重要だと思います。

 

こういう『施設で知的財産を蓄積する』、ということにもっと大学病院はお金と時間を掛けるべきなんじゃないですか。ろくに看護師さんたちに学会交通費も出さないってのは不健全ですよ。

『知的財産の価値』が分かっていないんです。

こういう価値を生み出せる人を評価しないで、年功序列で人事して、全く分かってない。

 

来週は集中治療医学会です。私も演題を登録していましたが、内容に満足できず、また体調も崩してしまったので欠席しようと思っています。こういう学会で収集する情報は重要だと思っておりますので、残念です。

バリの学会もあるので、そちらに向けてコンディションを整えようと思っています。