真冬に冷麺 (まえかわ)

隣の医局の,救急部のI先生が盛岡土産に冷麺を買ってきてくださいました。

 

『まえかわ先生、しばらく岩手に帰ってないだろうから、懐かしがって食べたいかな、と思ってね。ムフフ・・』

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

実は、私は沿岸で生まれ育ったので、内陸の食べ物である『冷麺』を山形に来るまで食べたことがありませんでした。I先生、ごめんなさい。

岩手は(山形もそうでしょうけど)内陸と沿岸は食べ物もそうですし、人の気質や文化が結構違います。

 

 

でも、テレビで『ぴょんぴょん舎』とか『モランボン』とか、内陸の焼肉冷麺屋さんのCMが放送されていると、こども心に食べたいなーと思ったのです。

 

で、漁から帰ってきた父に(当時1年半に1回くらいしか帰ってこなかった)ねだってみたんですね。

日本だの、海外だの見て回っているので、少しくらい食ったことあるだろう、と思ったのです。

 

 

父  『あんなモン、ゴムみたいでうまくねーぞ。』

 

 

私  『・・・(そーなのか)』

 

母もどうやら好きではなかったようなので、実家で食べる機会には恵まれませんでした。

で、山形にきてサークルの連中と焼肉屋に行った際、はじめて食べたのです。

 

『なんだコレ、みょーな食感だな。でもまずくはないな・・・』

 

父は、『大人の味だから息子に内緒にしたかった』というつもりはなく、本当に父の口には合わなかったのでしょう。

 

 

家内と結婚前に、本場盛岡のぴょんぴょん舎で食べたのですが

 

『あ、やっぱり本物はうまいな。』と感動しました。

 

 

 

ちなみに、『じゃじゃ麺』も、大学のサークルの遠征で盛岡に訪れた際初めて先輩に食べさせてもらいました。

『パイロン』という有名なお店のじゃじゃ麺で、これも最後に肉味噌に卵を落として飲む仕上げのスープ(そば湯みたいなもの)に妙に感動した記憶があります。

 

 

小一時間ほど雪かきをし汗をかいて、部屋を暖めてから食べる冷麺はオツなものです。

ごちそうさまでした。