ブログ村より(まえかわ)

イメージは、非常に汚いのですが私の机の引き出しです。

 

練習用の手術器械で散乱しています。

上にある筒状のものは人工血管というものですが、切除された大動脈瘤などを取り換えるものです。

多くの外科の先生がそうかもしれませんが、煮詰まったとき引き出しをあけ、すぐに練習したりイメージトレーニングできるようにしています。

うちの医局の若い先生の机も、みんな似たような感じです(よーするに散らかっている)。

 

 

このサイトのアクセス解析をたまに行っております。

以前『ブログ村』に登録したという話をしたかと思うのですが、アクセス解析すると、このサイトへの入り口(『リファラー』というらしいです)として、ブログ村から来られる方が結構いるみたいです。

 

で、このブログ村の『病気ブログ』の中の、『心臓の病気』『肺がん』『こどもの病気』というカテゴリーに登録しているんですね。

 

ためしにブログ村から入って、どんな方がランキング上位になっているかを見たのですが、『肺がん』のカテゴリーのブロガーの方は、ほとんどがご家族やご本人が肺がんになられている方の闘病記が非常に多いです。

中には、お父さんもご本人も肺がんになられてしまったとかです。

 

『こどもの病気』カテゴリーは、難病(白血病)や、根治が難しい先天奇形の子供さんのお母さんがほとんどです。中には、第一子の方がなくなられて、次のお子さんを待望されている方などです。

 

『心臓』の病気も同様で、心臓の手術をするというのは当然ながら、ご本人にもご家族にも大きなインパクトをもたらしてしまうことが、このブログ村のランキングからも感じて取れました。

実際、このサイトも比較的中くらいにランキングされていましたが、このサイトを除くほとんどのブログが、患者さん、あるいはそのご家族が書かれているものでした。

 

 

私の家族はほとんど大きな病気をしておらず、私自身も胃潰瘍に悩まされている以外は比較的健康なので、こういう病気がご家族にもたらすインパクトに対し、実感としてやや不足していたかもしれません。

 

思い出した教えがあるのです。

 

長野時代の恩師の教え

 

『患者さんの手術の術前説明は、必ず指導医に頼らずに自分で責任を持って話しなさい。

  これから自分が手術する子のお父さんお母さんをしっかり見なさい。

  そして、もしその子が死んでしまったら、目の前のご両親がどれだけ嘆き悲しむか想像しなさい。

  そうでなければ、手術はうまくなりません。』

 

私も修行中ですが、幸い少しずつ手術を任される身になりました。

この言葉を術前説明のたびに思い出します。