借金取り・テルマエロマエ(まえかわ)

昨日に引き続き、年の瀬シリーズです。

 

年の瀬にいろいろなことで決着をつけるべき仕事は多いかと思うのですが、我々下っ端外科医の『決着をつけるべき仕事』とは、たまりにたまった『入院総括』という書類になります。

 

入院総括(通称サマリー)というのは、患者が入院中の一連の経過、病名、処方内容などを一枚の紙にまとめたもので、病院機能評価上、退院後2週間以内に書くことが義務付けられているものです。

 

どこの外科グループも(暗黙の了解で)下っ端が書くことになっているのですが、中村君、ハヤシ君があまりさばき切れていない事実が発覚し、借金取りのように

 

『てめーら、サマリー書くまで正月休みねーぞ!!!』

 

と脅したてています。しょうがないので、明日は全員拉致監禁し、サマリー大会を企画しています。

というのも、こういう書類を処理する能力も医者の能力の一つのバロメータだと思うのです。

 

私は、誰も知り合いがいない長野で一人ぽつーんと修行に行って、同年代の『フェロー』と呼ばれる修練医を見て常々思ったのですが、こういう処理能力を管理職の先生たちは評価しているのです。

 

 

『まーいーや、あとでやろー。』といって仕事ため込む人と

 

『何があってもいいように、さっさと片付けよ。』という人。

 

たとえば、不意に湧いた新しい仕事に対する対処能力なんて、後者のほうが高いに決まってるじゃないですか。だったら、指導医の先生としてはどんどん研究会で発表させてみようとか、論文書かせてみようと思うにきまってると思うのです。

私が長野で学んだ最大の処世術は、このことです。

 

 

夜も病院のファミマで焼うどん買って食べ、再びサマリー書き。

イメージはその時ファミマで買った『テルマエ・ロマエ④』昨年のいろんな漫画賞を受賞されているみたいですが、ホントに面白いマンガです。

 

私は、主人公の浴場技師のルシウスを結構好きなんです。

生真面目さが滑稽に映るのですが、本人はローマ帝国のために浴場技術を現代の日本から(本人はローマ帝国の属州と思っている)必死に学ぼうとするのです。

 

あー、温泉つかりたい。

 この漫画を読むとそう思います。

近所のよくいく臥龍温泉(350円、やや熱い)は、湯を掘り起こしなおすとのことで、半年閉鎖されてしまいました。

 

明日は仕事納めです。

もしブログの更新がされていなかったら、『きっと今頃飲んだくれているんだなー』と解釈なさってください。