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昨日の続き。
私が抱いていたこの『直感』を、いろんな先生がやはりいろんな表現をしていることを思い出しました。
小児科の循環器のあるノッポな先生は、数年前私にこう教えてくれたことがあったんですね。
『やっぱり医者は嗅覚がなきゃだめだよ。具合が悪くなる患者さんのそばにいつのまにか行ってる嗅覚が』
そのときは、不気味な(?)先生だなーと思いましたが、今思えば、かなりエッセンシャルなことをこの小児科の先生は教えてくださったんですね。
やはりこの先生も、なーんだかこの患者さん具合悪くなるなー、というのを感じる『第六感』をお持ちだったんだと思われます。
友達の小児科医の、ある指導医の先生は私が学生の時講義でこういったんですね。
『われわれは獣医みたいなもんです』
と。学生はみんなドッと笑うんですね。
で、親御さんたちは、ご自分の子弟が患者さんとして入院されると
『小児科医はウチの子を犬猫みたいに思ってるんか! けしからん!!』
と怒りそうですが、そういうことではないんです。
『言葉』というものを介さない、いわゆる『ノン・バーバル・コミュニコーション』を駆使するのが小児科では大事なんではないか、ということです。
もちろん、他科の医師でも大事でしょうけど。
研修医のうちは、日常業務をこなして上級医の指示通り動いて、怒られて、雑用ばっかりで、看護師にイヤミ言われて、という毎日ですから、患者さんから物言わず発せられるシグナルを感じられないかもしれません。
似たようなことを金先生も言っていたような。
『いやー・・・、あいつはセンスのない奴や』
このセンスというのは便利な言葉です。
金先生は、コミュニケーション能力を言いたかったのではなく、確か外科的なスキルということを言いたかったような記憶がありますが、すべてひっくるめてセンスという言葉は適応できるような気がします。
あー、当直明けであまり話がまとまりません。
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くろだ (土曜日, 10 12月 2011 12:22)
僕はいまの勤務先でセンスのなさを発揮しております。
まえかわ (土曜日, 10 12月 2011 17:30)
何をおっしゃいますか,くろだくん.
だいぶ腕を上げられたと聞いておりますよ.