電子書籍その2・電子カルテ(まえかわ)

みなさんから反響があった電子書籍について続き。

 

秘書の未来氏妹さんは書店に勤めてる方なそうで、『電子書籍は断固反対』という感想を頂きました。私の友人で何人か書店に勤めている方がいますが、いわゆる大手と呼ばれているところは電子化に着手していますが、そうでないところは電子化に対応できないのかなあ、と。

これも結局、それぞれの仕事のスタイルにあったところで落ち着くんでしょうが、電子書籍はある程度のシェアを占めたら、それ以上は頭打ちなんじゃないかというのが個人的な感想です。

 

話変わりますけど、iPhone 4SのCM見ましたけど、あんなちっちゃい画面でプレゼンの準備したいなんて思いませんよ。スマートフォンでしたいな、と思うことは簡単な調べ物とか、地図見たりとかくらいで、たとえば論文書いたりとか、スライドつくったりとか、深くかつ時間がかかる思考処理は、たぶん脳が受け付けない。非効率だと思います。

 

『目的』と『手段』を明確にしないと、便利なもの、多機能なモノが出るたびに踊らされるんではないでしょうか。

 

 

電子カルテについて。

皆川先生からコメントいただきましたが。私たちのホームでも電子カルテ化が始まろうとしています。前いたいくつかの病院で電子化に移行しつつある混乱を見てきましたが、その問題の多くは『圧倒的な使いにくさ(操作性の悪さ)』があると思います。推察するに、エンジニアの方が知恵を出したんだろうなあという思うのですが、いまいち医療従事者には使いにくい。自然科学である純粋な『医学』と違って、医療ってのは笑ったり泣いたりする患者さん相手というサービス業という側面もあるし、患者さんから得られるデータってのは生体情報ですから、『ゆらぎ』があって『ファジー』なものなんです。

『こうだからこうなるはずだ』という杓子定規にはいかないんですよ,臨床ってのは.端末だけみて仕事しているわけではないんですね.

こういうのが,プログラムだけしてる方には分かりにくい感覚なんだと思います.

 

開発段階から、それぞれの病院で使ってる『カルテ書式』『指示表』『情報の流れ』とか、そういうのを医師、コメディカルのいろんな年代のスタッフをサンプリングして作らないと。どこの病院でも、『こんなんできましたけど、意見下さい』みたいな押しつけから電子カルテ化が始まって、説明会の時に業者さんが袋だたきに遭ってる・・・。

 

たかがカルテ書いたり採血指示だしたりするのに、何回クリックさせんだよ!めんどくせーよ!

とか。

 

洗濯機とか、冷蔵庫とかもたぶん主婦のモニターの人を集めて作ってるでしょう。

電子カルテをつくっているメーカーは、そういう努力があまり感じられない。病院側ののワーキンググループってのも、現場から遠ざかった地位の人ばっかり集めて、意見合ったら書類に書いて提出しなさい、メールしなさいなんて、みんなそれなりに忙しいんですから、意見のくみ上げ方として全然ダメなんじゃないですか。病院の根幹をなす事業なのに、消極的すぎる。

 

非管理職の若い人をがばっと集めて(拉致して)、短時間で徹底的にけちょんけちょんに直しまくった方が、効率的でいいアイデアが出るんではないでしょうか。